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一本ずつ収納できる革製ペンケースの魅力とは?選び方とおすすめ

一本ずつ収納できる革製ペンケースの魅力とは?選び方とおすすめ

こんにちは。ビジネスツールファイル、運営者のみさきです。

大切な万年筆やボールペンを傷防止のために守りつつ持ち歩きたいけれど、どのようなアイテムを選べばいいか迷っている方も多いですよね。高品質な日本製や栃木レザー、あるいはイタリアンレザーのブランド品は、ご自身で使うだけでなく、名入れをして大切な方へのプレゼントにしてもとても喜ばれますよ。

今回は、革製で一本ずつ収納できるおすすめのペンケースについて、その魅力や選び方のポイントを詳しくご紹介します。

この記事のポイント

  • 一本ずつ収納できる革製ペンケースのメリット
  • 日常やビジネスでの便利な活用シーン
  • 自分に合った革製ペンケースの選び方のコツ
  • おすすめのブランドやコストパフォーマンスに優れた良品

一本ずつ収納できる革製ペンケースの魅力とは?

一本ずつ収納できる革製ペンケースの魅力とは?

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万年筆などの高級筆記具を愛用する方にとって、大切なペンをいかに美しく、かつ安全に持ち歩くかは重要なテーマです。

一般的な空間を共有するタイプのペンケースでは、カバンの中でペン同士がぶつかり、デリケートな軸材に微細な擦れ傷がついてしまうリスクがあります。そこで注目されているのが、内部に強固な仕切りがあり、筆記具を独立して守ることができる革製のアイテムです。

このタイプは、物理的な衝撃からペンを完全に保護するだけでなく、高品質な天然皮革ならではの深い魅力も兼ね備えています。使い込むほどに手の油分が馴染んで艶が増し、自分だけの色合いへと育っていく経年変化を楽しめるのが最大の特徴ですね。

前半では、機能性と大人の品格を両立させた一本用アイテムのメリットや、日常における具体的な活用シーン、そして手作りの基本手順までを詳しく解説していきます。

一本ずつ収納するメリットとは?

お気に入りの万年筆や限定モデルのボールペンを手に入れたとき、どうしても気になってしまうのが持ち歩くときの傷ですよね。一般的なドサッと入れるポーチ型のペンケースだと、移動するたびに中でペン同士がカチャカチャとぶつかってしまいます。実はこれ、こだわりの高級筆記具にとってはかなり危険な状態なんです。

デリケートな軸材をスクラッチ(擦れ傷)から守る

万年筆の軸には、エボナイトやセルロイド、漆塗り、そして美しい光沢を持つ高級樹脂(プレシャスレジン)など、非常にデリケートな素材が使われていることが多くあります。これらの素材は、手にしっとりと馴染む素晴らしい感触がある一方で、硬い金属のクリップや他のペンの軸と擦れるだけで、あっという間に「スクラッチ」と呼ばれる微細な擦れ傷がついてしまうんですね。

そこで大活躍してくれるのが、内部にしっかりとした仕切り(パーテーション)が設けられているタイプや、1本専用の独立したスロット構造を持つ革製ペンケースです。ペンを一本ずつ個別の空間にホールドすることで、外部からの衝撃はもちろん、ケース内部での致命的な摩擦からも愛用のペンを完全にガードしてくれます。大切な道具の美しさと寿命を物理的に延ばすための、とても価値のある自己投資かなと思います。

注意ポイント

軸本体への傷だけでなく、キャップについている「クリップ」のメッキ剥がれにも要注意です!金属同士が繰り返し擦れ合うと、金メッキやロジウムメッキが剥がれてしまい、せっかくの高級感が台無しになってしまうことがあります。

メーカーも推奨する「持ち運び時の保護」

実は万年筆のトップメーカーも、持ち運び時の取り扱いには注意を促しています。万年筆はペン先がむき出しの精密な構造をしているため、カバンの中で不用意に衝撃が加わると、インク漏れや内部機構の故障に直結しやすいんですよね。(出典:パイロットコーポレーション『万年筆を使う時の注意点を教えてください。』

厚みのある本革で優しく包み込む一本差しペンケースや仕切り付きケースなら、万が一カバンをドンッと床に置いてしまった時でも、革がクッションの役割を果たして衝撃を和らげてくれます。この安心感は、何にも代えがたいメリットです。

一般的なペンケースとの保護力の違い

では、具体的にどれくらい保護力に違いがあるのか、空間を共有する一般的なペンケースと比較してみましょう。

比較項目 一本ずつ収納できるペンケース 一般的なペンケース(ポーチ型等)
内部での摩擦 仕切りや個室があるため完全に防げる ペン同士が常にぶつかり合い、擦れる
クリップの保護 独立しているため他のペンと干渉しない 他のペンと絡まり、傷やメッキ剥がれのリスク大
取り出しやすさ 目的のペンを迷わずサッと引き抜ける 探す手間がかかり、取り出しにくい
外部からの衝撃 厚手の革や強固な構造でしっかり保護 生地が薄い場合、衝撃がダイレクトに伝わる

このように比べてみると、高級筆記具を持ち歩くなら、個別収納がいかに理にかなっているかお分かりいただけるかと思います。

書くという行為を特別な時間に変える

また、機能面だけでなく、心理的なメリットも見逃せません。

上質な革のケースからお気に入りの一本をスッと取り出す瞬間の所作は、とても美しくスマートです。「さあ、これから書くぞ」という心地よい緊張感とワクワク感を与えてくれるので、日々の手帳タイムや仕事のモチベーションアップにも必ず繋がるはずです。

私自身、大切な万年筆を持ち歩くときは必ずこの一本ずつ収納できる革のペンケースを使っていますが、これがないと不安で外に出られないくらい頼りにしています。

ただし、革の硬さやペンの太さによっては上手く収納できないこともあるため、ご購入の際はご自身のペンのサイズをしっかり測るなど、あくまで一般的な目安としてご参考にしつつ、最終的なご判断はご自身で行ってくださいね。不安な場合は、専門店のスタッフさんに相談してみるのもおすすめですよ。

一本用ペンケースの便利な活用シーン

一本用ペンケースの便利な活用シーン

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普段からたくさんの文房具を持ち歩く方もいらっしゃると思いますが、「今日はどうしてもお気に入りの万年筆だけを持っていきたい」という日もありますよね。スマートフォンやパソコンでの入力がメインとなった現代だからこそ、あえて厳選した一本だけを持ち歩くスタイルが、大人の間でとても人気を集めています。

ビジネスシーンでのここぞという場面に

一本用の革製アイテムが最も輝くのは、やはり重要なビジネスシーンです。

例えば、大切な契約書へのサインや、取引先との商談の場面。スーツの内ポケットや上質なカバンから、革に大切に包まれた万年筆をスッと取り出す所作は、相手に文字を書くことや道具を大切にしている=仕事も丁寧で誠実な人という非常にポジティブな印象を与えてくれます。

筒状のスリーブ型や薄型のフラップ型であれば、スーツの胸ポケットに入れてもジャケットの美しいシルエットを全く崩しません。ちなみに、胸ポケットなどに差して持ち運ぶ際は、インク漏れを防ぐためにペン先を上向きにしておくのが正しいマナーです。(出典:パイロットコーポレーション『万年筆を使う時の注意点を教えてください。』

ミニマリストの身軽な外出やカフェタイムに

休日に予定のないカフェタイムを過ごしたり、ふとアイデアを書き留めたりしたいときにも、一本用アイテムはぴったりです。大きな筆箱を持たず、お気に入りの手帳と一本のペンだけを持って身軽に出かけると、カバンの中だけでなく頭の中までスッキリと整理される気がします。

たった一本しか持たないという引き算の美学は、どのペンを使おうか迷う時間をなくし、書くことそのものへの集中力を高めてくれる効果もあるんですよ。私自身も、カフェで手帳タイムを楽しむときは、必ずこの身軽なスタイルでお出かけしています。

メモ

最近では、カバンの持ち手などにチャーム感覚で取り付けられる、ネックストラップやループ付きの一本差しペンケースも登場しています。ファッションの一部として本革のエイジングを楽しむのも、とても素敵でおすすめです!

思考を邪魔しない最高の自己投資

このように、一本ずつ収納できるケースは単なる「文房具の入れ物」という枠を超えて、持ち主の振る舞いをスマートにし、精神的な満足感まで満たしてくれます。自分のライフスタイルにスッと溶け込んでくれる相棒を見つければ、何気ない毎日の書くという時間が、もっと特別で豊かなものになるはずです。

2本差しペンケースの上手な使い分け

万年筆は素晴らしい筆記具ですが、日々の業務の中ではどうしても万年筆ではなくボールペンを使わなければならない場面に遭遇することってありませんか?例えば、宅配便の伝票といった複写式の書類や、絶対にインクを滲ませたくない宛名書きなどです。

そんなときに大活躍してくれるのが、絶対に傷つけたくない高価な万年筆と、ガシガシ使える実用的なボールペンを一緒に持ち歩ける2本差しの革製ペンケースです。「大切な万年筆はしっかり保護したいけれど、ペンケースを2つも持ち歩くのはカバンがかさばって煩わしい」というジレンマを見事に解消してくれますよ。

万年筆とボールペンの完璧な役割分担

この2本差しスタイル最大の魅力は、特性の全く異なる2つの筆記具を相互に補完させながらスマートに使い分けられる点にあります。それぞれの得意分野を整理してみましょう。

筆記具の種類 特徴と最適な使用シーン
万年筆 長時間の会議メモ、アイデア出し、取引先への丁寧なお礼状など。筆圧が不要で疲れにくく、文字に個性が宿ります。
油性ボールペン 複写式書類への記入、立ったままの素早いメモ、水濡れが心配な封筒の宛名書きなど。スピードと確実性が求められる場面に最適です。

実は万年筆という筆記具は、毛細管現象によるインクの染み出しを利用して文字を書く仕組みのため、ボールペンのような強い筆圧は全く必要ありません。

そのため、思考を広げる長時間の作業には万年筆を使い、事務的でスピードが求められる作業には油性ボールペンをサッと取り出す。この「静と動」の切り替えを、上質な一つの革製ケースから行えるのが、たまらなくカッコいい大人のスタイルかなと思います。

傷つけ合わない完全な仕切りがあるかチェック

ただし、2本差しのアイテムを選ぶ際には、構造上どうしても気をつけていただきたいポイントがあります。

注意ポイント

ケースの中で2本のペンが直接ぶつかってしまっては本末転倒です。必ず「ケースの奥(底部)までしっかりと厚みのある仕切り(パーテーション)が設けられているか」を確認してください。上部だけが分かれていて、底の方でペン先同士がカチャカチャと接触してしまう作りのものは避けた方が無難です。

また、ブランドによっては「太軸の万年筆用スロット」と「細身のボールペン用スロット」のように、左右で太さを変えて設計している気の利いたアイテムも存在します。

ご自身のお気に入りの組み合わせを考えながら、それにぴったりとフィットするサイズの2本差しケースを探す時間も、文房具好きにとっては至福のひとときですね。スリムな形状を保ちつつ、どんなビジネスシーンでも慌てずに対応できる最強の2本を、ぜひ革のケースで育ててみてください。

革製ペンケースの作り方は?

革製ペンケースの作り方は?

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「自分が愛用している太軸の万年筆に、ぴったりと合うサイズが見つからない……」と悩んでいる場合は、思い切って自分の手で作ってみるのも一つの素晴らしい方法です。

レザークラフトと聞くと少しハードルが高そうに感じますが、実はフラップ(蓋)を持たないシンプルな筒型(スリーブ型)の一本差しなら、初心者の方でも週末のDIYで十分に完成させることができるんですよ。

マイサイズのケースを作る最大の魅力

自作の最大のメリットは、何と言っても完全なマイサイズを実現できることです。

例えば、モンブランの149などの極太軸の万年筆でも、ご自身のペンの直径や長さに合わせて型紙を作れば、キツすぎずユルすぎない、理想のフィット感を持ったケースを作ることができます。お好みの色の革やステッチ(糸)を選べるのも、ハンドメイドならではの醍醐味ですね。

初心者でもできる!レザークラフトの基本ステップ

実際にペンケースを作る際の、基本的な作業の流れをまとめてみました。

ステップ 作業内容のポイント
1. 型紙づくりと裁断 厚紙でペンのサイズに合わせた型紙を作ります。革の厚みと縫い代を考慮して、数ミリのゆとりを持たせるのがコツです。型紙に合わせて、カッターなどで革をカットします。
2. 接着と縫い穴あけ 革用の接着剤で端を仮止めし、「菱目打ち」というフォークのような専用工具を木槌で叩いて、等間隔の美しい縫い穴をあけていきます。
3. ロウ引き糸での手縫い あけた穴に沿って、丈夫な「ロウ引き糸」を使い、2本の針を交差させるように手縫いしていきます。大切なペンを思い浮かべながら縫う時間は、とても無心になれて楽しいですよ。
4. コバ(断面)の処理 縫い終わったら、革の断面(コバ)を紙ヤスリで平らに整えます。専用の仕上げ剤を塗り、摩擦熱を加えながら磨き上げます。

圧倒的な高級感を生む「コバ磨き」の魔法

実は、ハンドメイドの革製品が手作り感満載になるか、市販の高級品のように美しく見えるかの分かれ道は、最後のコバ磨き(断面の処理)にあります。

最初は毛羽立っていた革の断面も、トコノールなどのコバ仕上げ剤を薄く塗り、木製のウッドスリッカーでキュッキュッと摩擦熱を加えながら磨き込むことで、ツルツルとした美しい艶と丸みを帯びるようになります。このひと手間をかけるだけで一気にプロ顔負けの仕上がりになるので、絶対に外せないこだわりの工程かなと思います。

メモ

レザークラフトに必要な菱目打ちやロウ引き糸などの基本工具は、大きな手芸用品店やオンラインショップで初心者向けキットとして数千円から販売されています。まずは手軽なキットとハギレの革から始めてみるのがおすすめですよ。

自分で苦労して作り上げた世界に一つだけのペンケースは、愛着もひとしおです。定期的にお手入れをしながらエイジング(経年変化)の過程をより深く楽しむことで、中にしまう万年筆と同じように一生モノの相棒へと育ってくれますよ。

無印で代用できる?

「とりあえず1本のペンを持ち歩きたいだけなら、わざわざ専用のものを買わなくても、無印良品の小物ケースで十分なのでは?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。実際、無印良品にはポリプロピレン製のコンパクトなケースや、ナイロンメッシュの小さなポーチなど、シンプルで使い勝手の良いアイテムがたくさん揃っていますよね。私も無印良品の文房具は大好きで、普段使いの安価なボールペンを入れるのによく愛用しています。

代用するメリットと、高級筆記具を入れる際の懸念点

無印良品のケースを代用する最大のメリットは、何と言ってもその「軽さ」と「圧倒的なコストパフォーマンス」です。数百円で手に入り、カバンの中にポイッと入れても気にならない手軽さは、日常のちょっとしたお出かけや学生さんの普段使いには最適かなと思います。

しかし、数万円するような高級万年筆や、傷つきやすい美しい樹脂軸のボールペンを収納するとなると、少し話が変わってきます。万年筆はとてもデリケートな筆記具なので、収納する環境にはある程度の配慮が必要になってくるんです。

比較ポイント 無印良品などの一般的な代用ケース 専用設計された本革の1本差し
内部での遊び(ホールド力) ペンに対して空間が広すぎることが多く、移動中にカチャカチャと動いてしまう。 ペンの太さに合わせたタイトな設計で、中でペンが動かずピタッとホールドされる。
素材による保護力 硬いプラスチック素材はペン軸に擦れ傷をつける恐れがあり、薄い布製は外部の衝撃に弱い。 厚みのある牛革が衝撃を吸収し、裏地にスエードなどの柔らかな起毛素材が使われていることが多い。
使用シーンと品格 カジュアルで実用的。フォーマルなビジネスの場では少し軽く見えてしまうことも。 上質な革のツヤが大人の品格を演出。ビジネスの重要な場面でも自信を持って取り出せる。

大切なのは中に入れるペンの価値に合わせること

例えば、ポリプロピレン製のハードケースに万年筆をそのまま入れると、歩くたびに硬い壁にペン軸が打ち付けられてしまいます。せっかくの美しい軸材に細かい傷がついてしまっては、とても悲しいですよね。

また、カバンの中での振動や衝撃がダイレクトに伝わると、ペン先からキャップ内にインクが漏れてしまう原因にもなりかねません。

メモ

傷を気にせずガシガシ使う数百円のボールペンなら代用品で十分ですが、「一生モノ」として大切に育てていきたい万年筆には、やはり専用の保護層を持ったアイテムが必要です。

専用に作られた本革の一本差しペンケースは、単なる入れ物ではなく、大切な筆記具の寿命を延ばすためのプロテクターとしての役割を果たしてくれます。さらに、使い込むほどに味わいが出る本革の経年変化は、無機質なプラスチック製品では絶対に味わえない豊かな体験です。中に入れるペンの価値や、ご自身の思い入れの深さに合わせて、上手に使い分けてみてくださいね。

1本用ペンケースは100均で買える?

1本用ペンケースは100均で買える?

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最近の100円ショップ(ダイソーやセリアなど)の文房具コーナーを見ていると、本当にクオリティが高くて驚かされますよね。

レザー風(PUレザー)の素材を使ったものや、シンプルな帆布製のものなど、「これで100円?」と思わず手に取ってしまうような、見栄えの良い1本差し・2本差しケースがたくさん販売されています。

100均アイテムのメリットと得意なシーン

100均アイテムの最大の魅力は、言うまでもなくその圧倒的な手軽さです。

万が一出先で汚してしまったり、紛失してしまったりしても精神的なダメージが少なく、気兼ねなくガシガシ使えるのが良いところですね。数百円のプラスチック製ボールペンや、傷を気にしない実用重視のペンを一時的に持ち歩くためのサブ用ケースとしては、これ以上ないほど優秀な選択肢かなと思います。

高級筆記具を入れる際に気をつけたい隠れたリスク

一方で、数万円もするような高級万年筆や、美しい樹脂軸の限定ペンを収納するとなると、少し慎重になった方が良いかもしれません。

100均のケースをよく観察してみると、コストを抑えるために生地が薄く作られていたり、ペンの保護に直結する内側の処理が甘かったりすることがあります。

比較ポイント 無印良品などの一般的な代用ケース 専用設計された本革の1本差し
内部での遊び(ホールド力) ペンに対して空間が広すぎることが多く、移動中にカチャカチャと動いてしまう。 ペンの太さに合わせたタイトな設計で、中でペンが動かずピタッとホールドされる。
素材による保護力 硬いプラスチック素材はペン軸に擦れ傷をつける恐れがあり、薄い布製は外部の衝撃に弱い。 厚みのある牛革が衝撃を吸収し、裏地にスエードなどの柔らかな起毛素材が使われていることが多い。
使用シーンと品格 カジュアルで実用的。フォーマルなビジネスの場では少し軽く見えてしまうことも。 上質な革のツヤが大人の品格を演出。ビジネスの重要な場面でも自信を持って取り出せる。

特に怖いのが、ケース内側にむき出しになった金属パーツによる擦れ傷です。安いケースに入れていたせいで、いつの間にか万年筆の美しい軸に深い傷がついてしまった……なんてことになったら本末転倒ですよね。大切なペンを安全に守るための「フェイルセーフ(安全装置)」という観点では、やはり少し心もとない部分があります。

経年劣化と経年変化の決定的な違い

そして、もう一つ忘れてはならないのが素材の寿命です。100均のレザー風ケースに使われている合成皮革は、購入した瞬間が一番綺麗な状態で、そこからは時間とともに経年劣化していきます。数年経つと表面がひび割れ、ベタベタと剥がれてペンの表面に張り付いてしまう危険性もあるんです。

対して、本物の天然皮革は、手の油分や定期的なオイルケアが染み込んでいくことで、自分だけの色合いに美しく育っていく経年変化(エイジング)を楽しむことができます。

メモ

100均のケースが悪いというわけでは決してありません。傷を気にしない普段使いの実用ペンやアウトドア用には100均のケースを使い、一生モノとして大切に育てていきたい万年筆には本革の専用ケースを使う。そんな風に、中に入れるペンの思い入れの深さに合わせて上手に使い分けるのが、大人の賢い文房具ライフかなと思います!

一本ずつ収納できる革製ペンケースの選び方は?

一本ずつ収納できる革製ペンケースの選び方は?

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理想のアイテムを見つけるためには、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。

まず最も注意すべきは、収納するペンのサイズとの適合性です。モンブランの149のような極太軸の万年筆を入れる場合、細身のケースでは無理に押し込むことになり、クリップが歪んだり摩擦で傷がついたりする恐れがあるため、対応サイズをしっかり確認しましょう。

また、開閉時のファスナー金具などがペンに接触しないよう、内側に保護ガードが施されているかどうかも大切なチェック項目ですね。さらに、じっくりと飴色に育つ栃木レザーや、短期間で劇的な艶が出るイタリアンレザーなど、なめしの製法によって経年変化の具合は大きく異なります。ここでは、高級ブランドからコスパに優れた良品まで、失敗しない選び方とおすすめ製品を厳選してご紹介します。

注意ポイント

本革は使い込んで馴染むまでは伸縮性が乏しいことが多いです。無理に太いペンを押し込むと故障の原因になるため、お持ちのペンの軸径(直径)が何mmか事前に測っておき、ケースの適合サイズを必ず確認してくださいね。

ロフトでの取扱いはある?

ネットショッピングで手軽にポチッと買える時代ですが、大切な万年筆の相棒となる革製ケースを選ぶなら、ロフト(LOFT)や東急ハンズのような大型の文具専門店に一度足を運んでみるのがとてもおすすめです。画面越しでは絶対に伝わらない、本革ならではの温もりや手触りを直接確かめられるのは、実店舗最大の特権ですよね。

実物を見るからこそ分かる細部のフェイルセーフ

本革の一本差しペンケースは、ペンの保護を目的としているため、各ブランドが独自の工夫を凝らしています。店頭に足を運んだ際は、単なるデザインだけでなく、以下のような「大切なペンを守るための細部」をぜひ直接チェックしてみてください。

店頭でのチェックポイント 具体的に確認すべき内容
金具とペンの干渉リスク ファスナーやスナップボタンの裏側の金具が、ペンの出し入れ経路にむき出しになっていないか。内側に革の保護マチがあるかを指で触って確認します。
コバ(革の断面)の処理 革のフチがザラザラしておらず、滑らかに磨かれているか。ここが丁寧な製品は、全体的な縫製も丈夫で長持ちする傾向があります。
革の硬さとエイジングの予感 最初の硬さはどの程度か。オイルをたっぷり含んだイタリアンレザーなどは、軽く指でこするだけでもツヤの出方の片鱗を感じることができます。

これらを自分の目と指先で確かめることで、「このケースなら一生モノの万年筆を安心して任せられる」という確信を持てるようになりますよ。

文具イベントの時期を狙うと出会いが広がる

ロフトの文具売り場は、定番の国内ブランドから海外のちょっと珍しいアイテムまで幅広くセレクトされているのが魅力です。クレールフォンテーヌなどの上品なレザーペンケースから、LOONLOONのようなトレンド感のあるものまで、一度に比較検討できるのが嬉しいですね。

さらに、ロフトでは定期的に筆記具に特化した大型イベントを開催しています。例えば、毎年恒例となっているペンの祭典などでは、普段は店頭に並ばないようなこだわりのブランドや限定アイテムが集結することがあります。(出典:株式会社ロフト 公式プレスリリース『筆記具だけを集めた企画!「 ロフトのペン覧会 2026」開催』

こういったイベントの時期に合わせて店舗を覗いてみると、思いがけない素敵な一本差しペンケースとの出会いがあるかもしれません。

メモ

実店舗に行く際は、ぜひ「収納したい愛用のペン」を実際に持参することをおすすめします。店員さんに声をかけてフィッティング(試し入れ)をさせてもらえば、ペンの軸径やクリップの長さとの相性を完璧に確認できるので、購入後の「サイズが合わなかった……」という失敗を確実に防ぐことができますよ。

店員さんに相談しながら、革の種類やお手入れ方法について話を聞くのも楽しいものです。ご自身の用途やライフスタイルにぴったりの、最高の相棒を探す時間も、文房具選びの醍醐味としてぜひ味わってみてくださいね。

一本差しペンケースおすすめ厳選紹介

一本差しペンケースおすすめ厳選紹介

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数ある革製ペンケースの中から、機能性、保護力、そしてデザインのバランスが取れた、私が心からおすすめしたいアイテムを厳選しました。

それぞれ「どんな悩みを解決してくれるか」という得意分野が明確に異なるので、ご自身の持ち歩きたいペンの本数や、普段のライフスタイルに合わせてチェックしてみてくださいね。

1. 万年筆と小物の「ハイブリッド収納」ならシーカンパニー

「絶対に傷つけたくない万年筆があるけれど、消しゴムや定規、普通のボールペンも一緒に持ち歩きたい」という方に圧倒的におすすめなのが、シーカンパニーの「ルポ2セカンドペンケース」です。

このアイテムの素晴らしいところは、ファスナーで開閉する大容量の小物収納スペースに加えて、パタンと折りたためるフラップ部分に「独立した1本差し(2箇所)」が備わっている点です。実用的な文房具をざっくり収納しつつ、大切なペンだけは個室でしっかりと守ることができるという、まさに痒い所に手が届くハイブリッドな利便性が、長年ベストセラーとして愛され続けている理由かなと思います。

2. 満員電車でも安心!最強の保護力を誇るストーリオ

毎日の通勤で満員電車に乗る方や、カバンの中に重い書類やPCを入れることが多い方には、ストーリオの「アバンウッド ペンケース」をぜひ知っていただきたいです。

こちらは一般的な柔らかい革のケースとは全く異なり、カエデの無垢材を曲げ木加工した「強固な木製の骨格」に牛革をあしらった、スライド式の箱型構造になっています。外部から強い圧迫荷重がかかってもケースが歪むことがないため、万が一カバンが強く押し潰されても、中の繊細な樹脂軸が割れてしまうリスクを物理的にゼロにしてくれます。

携帯性を少しだけ犠牲にしてでも、コレクションレベルの万年筆を完璧に守り抜きたいという方への、究極の最適解と言えます。

3. 個性を出したい大人のためのboshiho

「機能性も大事だけど、人と被らない少し変わったデザインが好き」という方には、boshihoのS字ファスナーペンケースなども面白い選択肢です。

本体を斜めに走るS字型のファスナーがとても独創的で、デスクに置いているだけでちょっとした会話のきっかけになりそうですよね。本革を使用しながら2,000円台という手頃な価格帯なので、遊び心のあるサブ用ケースとしてもぴったりです。

4. メーカーのこだわりが詰まったパイロット「ペンサンブル」

複数の万年筆コレクションを、休日のカフェやコワーキングスペースに持ち出して楽しみたい方には、日本のトップ筆記具メーカーであるパイロットが手掛ける「ペンサンブル」シリーズが一押しです。

柔らかく手触りの良い牛革でペンをくるくると巻き込むロール型のケースなのですが、内装にはしっとりとしたスエード調の素材が使われており、デリケートな軸材を極上の優しさで包み込んでくれます。万年筆を知り尽くしたトップメーカー自身が設計しているという「絶対的な安心感」は、何にも代えがたい魅力ですよね。

メモ

万年筆は引き出しの奥に大切にしまい込むよりも、頻繁に持ち歩いて使うことが一番のメンテナンスになるとメーカーも推奨しています。だからこそ、安心してカバンに入れられる信頼のケース選びはとても大切ですね。

おすすめブランドの比較まとめ

ご紹介したおすすめアイテムの特徴を、分かりやすく表にまとめてみました。

ブランド・製品名 想定価格帯 構造と素材の特徴 こんな人におすすめ!
シーカンパニー
ルポ2セカンド
約7,000円台 フラップ&ジッパー複合型(牛革) 万年筆の保護と、実用文具の収納を一つのケースで完璧に両立させたい実務派の方。
パイロット
ペンサンブル
約5,000円〜6,000円台 ロール型(牛革+内装スエード調) 複数本のコレクションを安全に携帯し、机に広げて眺める時間を楽しみたい方。
ストーリオ
アバンウッド
約15,000円〜18,000円台 木製骨格+牛革スライド箱型 満員電車の強圧や落下などから、大切なペンを「絶対の剛性」で完璧に守り抜きたい方。
boshiho
S字ファスナーペンケース
約2,000円台 S字ファスナー型(本革) 独創的なデザインで個性を出しつつ、本革のエイジングを気軽に楽しみたい方。

どのブランドの製品も、それぞれに深い哲学とこだわりが詰まっています。ご自身の毎日のシチュエーションを想像しながら、「これだ!」と思える最高のパートナーをじっくりと選んでみてくださいね。

一本ずつ収納できる革製ペンケースについての総括

いかがでしたか?

大切な筆記具を個別に保護しながら、使うほどに手に馴染んでいく経年変化を楽しめるのが、革製アイテムの最大の魅力です。ご自身の携帯スタイルや、お持ちのペンのサイズに合わせて、最適なアイテムを見つけてみてくださいね。

なお、記事内でご紹介した価格や数値データ、適合サイズなどはあくまで一般的な目安となります。

ご購入の際は、正確な情報を各メーカーの公式サイトで必ずご確認いただき、最終的なご判断をお願いいたします。あなたの文具ライフを豊かにする、一生モノの素敵な相棒に巡り会えることを願っています!

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