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【2026年版】滲まないボールペンおすすめ12選!左利きも蛍光ペンも解決

【2026年】滲まないボールペンおすすめ12選!左利きも蛍光ペンも解決

こんにちは。ビジネスツールファイル、運営者のみさきです。

大切な書類を書いているときに手が触れて文字が擦れてしまったり、教科書に蛍光ペンを引いた瞬間にノートが黒ずんでしまったりした経験はありませんか。私自身も、せっかくきれいに書けたと思った瞬間にインクが滲んでしまい、何度ため息をついたかわかりません。

滲まないボールペンを探しているあなたも、きっと同じようなストレスを抱えているのではないでしょうか。特に左利きの方や、履歴書などの重要書類を作成する方にとって、インクの速乾性は死活問題ですよね。

2026年は文具メーカー各社から、従来の常識を覆すような超速乾や耐マーカー性に優れた新作が次々と登場しています。この記事では、あなたの用途にぴったりの一本を見つけるお手伝いをします。

この記事のポイント

  • 左利きでも手が汚れない超速乾ボールペンの選び方
  • 蛍光ペンを上から引いても文字が滲まない最強のペン
  • 履歴書や契約書でも安心して使える滲まない油性ペン
  • 2026年の最新トレンドである「書きやすさと速乾性」を両立したモデル

滲まないボールペンのおすすめは?失敗しない選び方

滲まないボールペンのおすすめは?失敗しない選び方

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2026年現在、ペンの進化は滲まないことを特別な機能から、思考を止めないための必須条件へと押し上げました。しかし、一口に滲まないと言っても、その解決策は悩みによって異なります。

例えば、左利きの方が直面する「書いた直後に手で擦れて汚れる」問題には、紙に瞬時に染み込む浸透乾燥型のインクが最適です。一方で、履歴書や契約書などの重要書類には、水濡れや長期保存に強い顔料インクや高粘度油性が不可欠ですし、学生にとっては蛍光ペンを引いても文字が黒ずまないことが最優先事項となります。

前半では、インクの乾燥メカニズムの違いや、2026年の最新トレンドである振動制御(ブレない)機能など、用途に合わせた失敗しない選び方を3つの鉄則に絞って解説します。「種類が多すぎて選べない」という迷いを払拭し、あなたの筆記スタイルにベストマッチする一本を見つけるための判断基準を明確にします。

基本解説!にじまないボールペンとは?

にじまないボールペンを探す前に、まず知っておきたいのが「なぜインクは滲んでしまうのか?」という根本的な理由です。実は、私たちがひとくくりに「滲(にじ)み」と呼んでいる現象には、発生メカニズムが全く異なる3つのパターンが隠れています。

例えば、「左手で擦ってしまう」のと「蛍光ペンで汚れる」のでは、選ぶべきペンの正解が180度違うこともあるんです。ここを間違えると、「速乾って書いてあるのに滲んだ!」という悲しい結果になりかねません。

あなたが今、一番解決したいストレスはどれに当てはまるでしょうか?以下の表でチェックしてみてください。

滲みのタイプ こんな場面で起きる(原因) 選ぶべき機能・インク
① 擦れ汚れ (Smearing)

【左利き・縦書き・速記】

書いた文字の上をすぐに手が通過することで、インクが物理的に引きずられてしまう現象。インクが紙の表面に残っている時間が長いほど発生しやすくなります。

「浸透乾燥型」の速乾インク

紙の繊維の奥へ一瞬で染み込むタイプを選びましょう。 (例:サラサドライ、エナージェルなど)

② マーカー汚れ (Bleeding)

【勉強・ノートまとめ】

ボールペンの上から蛍光ペンを引くと、マーカーに含まれるアルコール等の成分でインクが再溶解し、文字が黒く伸びてしまう現象。

「耐溶剤性」のある顔料インク

紙に成分が強力に固着し、上から溶剤がきても動かないタイプが必須です。 (例:サラサマークオン)

③ 水濡れ滲み (Running)

【履歴書・宛名書き・現場】

雨、手汗、結露などで紙が湿り、インクが水に溶け出して広がってしまう現象。染料インク(水性)で起こりやすいトラブルです。

「耐水性」の高い油性・顔料インク

水に溶けない油性や、顔料ゲルを選べば、濡れても文字は消えません。 (例:アクロボール、ジェットストリーム)

このように、敵(滲みの原因)を知ることが、最強の一本に出会うための近道です。

「擦れ」には浸透力、「マーカー」には固着力、「水」には耐水性。この後紹介するランキングでは、それぞれのペンが「どのタイプの滲みに強いのか」も合わせて解説していきますので、ご自身の用途と照らし合わせながらチェックしてみてくださいね。

速乾性を重視するなら油性がベスト

【2026年版】滲まないボールペンのおすすめは?速乾性を重視するなら油性がベスト

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「とにかく手や服を汚したくない!」、「書いた瞬間にノートを閉じたい!」という方には、やはり油性ボールペンが最強の選択肢です。特に左利きの方や、急いでメモを取るビジネスマンにとって、インクが乾くのを待つコンマ数秒のタイムラグは命取りですよね。

「でも、油性ボールペンって書き味が重いし、ダマ(ボテ)ができるから苦手...」と思っていませんか?実はそのイメージ、もう古いかもしれません。2000年代後半から始まった低粘度油性インク革命により、2026年現在の油性ボールペンは、昔とは全く別次元の進化を遂げているんです。

低粘度油性こそが最強の時短ツール

現在、市場の主流となっているのが「ジェットストリーム(三菱鉛筆)」や「アクロボール(パイロット)」に代表される低粘度油性インクです。これらは、従来の油性インクの粘り気(粘度)を劇的に下げることで、水性ペンのようなサラサラとした書き味を実現しています。

最大の特徴は、紙に触れた瞬間に定着するという圧倒的なスピード感です。

ゲルインクや水性インクが「水分が蒸発する」または「紙に染み込む」のを待つ必要があるのに対し、低粘度油性インクは溶剤が揮発して色素が紙の表面に即座に固定されます。そのため、書いた直後に指で強く擦っても、インクが伸びて手が汚れることがほぼありません。

比較項目 従来の油性 最新の低粘度油性
書き味 重い、筆圧が必要 非常に軽い、撫でるだけで書ける
乾燥速度 速い(が、ボテると遅い) 極めて速い(即乾)
ボテ(ダマ) できやすい 抑制されている(特に2026年モデル)

公的書類や履歴書には油性が必須

また、油性ボールペンを選ぶ大きなメリットとして耐水性と保存性が挙げられます。

油分をベースにしているため、水に濡れてもインクが溶け出しません。履歴書を郵送する際に雨に濡れてしまったり、契約書にうっかりお茶をこぼしてしまったりしても、文字が消えるリスクを最小限に抑えられます。

「絶対に汚したくない」「絶対に消えてはいけない」。そんなプレッシャーのかかる場面では、迷わず油性ボールペン(特に顔料系)を選んでください。それが社会人としての信頼を守るツール選びの正解です。

(出典:三菱鉛筆『ジェットストリーム スタンダード』商品特長

みさき
みさき
「手で擦りたくない」「雨で滲ませたくない」なら、迷わず最新の低粘度油性ボールペンを選びましょう。これが滲み対策の王道です。

発色と速乾を両立するゲルインクとは?

ゲルインクは発色が良くて書きやすいけど、乾きが遅くて手が汚れる...」そんなイメージを持っていませんか?実はその常識、2026年現在では完全に覆されています。

かつてゲルインクは、水性インクにゲル化剤を混ぜることで、書き味の滑らかさと滲みにくさを両立させた画期的な発明でした。しかし、水分が蒸発するのを待つ必要があったため、どうしても「乾燥待ち」の時間が発生するのが弱点でした。そこで登場したのが、インクの組成を根本から変えた浸透乾燥型の速乾ゲルです。

乾くのではなく染み込む技術

最新の速乾ゲルインク(例:サラサドライ、エナージェルなど)は、紙の表面で水分が蒸発するのを待ったりはしません。

紙に触れた瞬間、インクに含まれる特殊な浸透剤が働き、紙の繊維の奥へと一瞬で吸い込まれていくのです。このメカニズムの違いにより、従来のゲルインクとは比較にならない乾燥速度を実現しています。

タイプ 従来のゲルインク 最新の速乾ゲルインク
乾燥方式 蒸発乾燥型(表面で固まる) 浸透乾燥型(内部へ入る)
乾燥時間 3秒〜10秒程度 0.1秒〜1秒(ほぼ瞬間)
メリット 裏抜けしにくい、色が鮮やか 擦れ汚れゼロ、左利きに最適

左利きユーザーの救世主

この浸透乾燥型は、特に左利きの方にとっての救世主です。

横書きの日本語を書く際、左手はどうしても書いたばかりの文字の上を通過してしまいますが、このタイプのペンなら手が触れる頃には既にインクが紙の中に移動しています。

「手が汚れない」「文字が伸びない」。このストレスフリーな体験は、一度味わうと戻れません。

鮮やかさの代償?裏抜けには要注意

ただし、強力な浸透力には副作用もあります。それは裏抜け(Bleed-through)のリスクです。薄いノートや辞書のような紙などに書くと、インクが裏側まで突き抜けてしまうことがあります。また、紙質によってはインクが広がりすぎて文字が少し太る(滲む)現象が起きることも。

そのため、「手帳などの薄い紙には従来のゲル(または油性)」、「ノートやメモ書きには速乾ゲル」といった使い分けが、快適に使うためのコツかなと思います。

注意ポイント

速乾ゲルインク(サラサドライなど)は紙への浸透力が非常に強いため、薄い紙では裏写りする可能性があります。大切な手帳に使う前には、目立たないページでテストすることをおすすめします。

蛍光ペンを引いても滲まないボールペンの選び方とは?

滲まない蛍光ペンの選び方とは?

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学生さんや資格試験の勉強に励む社会人の方にとって、ノートを汚さずにマーキングできるかは、勉強のモチベーションを左右する死活問題ですよね。きれいに書けたノートに蛍光ペンを引いた瞬間、文字が黒く引きずられて「あっ...」と絶望した経験、誰にでもあると思います。

この悲劇が起きる原因は、蛍光ペンに含まれる水分やアルコール成分によって、ボールペンのインクが再溶解(もう一度溶ける)してしまうからです。特に一般的な水性染料インクは、紙に染み込んでいるだけなので、上から水分が来ると簡単に溶け出してしまいます。

耐マーカー性のあるペンを選ぶのが正解

この問題を解決するために選ぶべきは、メーカーが明確に「蛍光ペン対応」「耐マーカー性」を謳っているモデルです。

これらは、インクの中に特殊な凝固剤やバインダー(接着成分)を配合しており、紙に書いた瞬間に強固な被膜を作ります。そのため、上から水分たっぷりのマーカーで擦ってもビクともしません。

インクの種類 蛍光ペンとの相性 特徴
特殊ゲル(マークオン等) ◎ 最強 特殊成分が紙に固着。書いて5秒で引いても滲まない。
油性ボールペン ○ 強い 基本的に水と油は混ざらないため強いが、ごく稀にアルコール系マーカーで滲むことも。
一般のゲル・水性 △ 苦手 完全に乾くまで待つ必要がある(1分以上かかることも)。

最強の相棒はサラサマークオン

2026年現在、このジャンルで圧倒的な信頼を得ているのが、ゼブラのサラサマークオン(Sarasa Mark ON)です。通常のサラサと同じ書き味でありながら、耐水性と紙への固着力が強化されており、書いてから約5秒後には蛍光ペンを引いても滲まないという驚異的な性能を持っています。

(出典:ゼブラ株式会社『サラサマークオン』商品特長

uni-ball oneなどは少し注意が必要

一方で、大人気のuni-ball one(ユニボールワン)などは、インクの色素が紙の表面に乗っかる構造(ビーズパック顔料)をしているため、発色は抜群に良いのですが、蛍光ペンのペン先で強く擦ると、物理的に顔料の粒が削り取られて滲んでしまうことがあります。

こうしたペンの場合は、インクが乾くのを待つだけでなく、マーカーを優しく引く(擦りすぎない)というテクニックも必要になります。

蛍光ペン多用派なら、迷わずサラサマークオンを選びましょう。油性ならジェットストリームもかなり優秀です。逆に発色重視のゲルインクを使う際は、十分な乾燥時間を確保するのが鉄則です。

実は優秀!100均で買える滲まないペン

「100円ショップのペンなんて、安かろう悪かろうでしょ?」もしそう思っているなら、それは非常にもったいない誤解です。2026年現在、ダイソー、セリア、キャンドゥといった100円ショップの文具コーナーは、まさに隠れた名品の宝庫となっています。

実は、文具店で150円〜200円で売られている大手メーカー製の滲まないボールペンが、そのまま100均の棚に並んでいることが多々あるのです。軸(ボディ)のデザインがシンプルだったり、パッケージが簡素化されていたりするだけで、肝心のインク性能は全く同じ

つまり、賢く選べば最強の滲まないインクを110円で手に入れることが可能です。

狙い目はメーカー製の定番モデル

100均に行ったら、まずはノーブランド品ではなく、聞いたことのあるメーカーロゴを探してみてください。特に以下の3つは、見つけたら即買いレベルの「滲まない鉄板モデル」です。

ショップ目安 狙い目の製品 滲まない理由
ダイソー・セリア 三菱鉛筆 ジェットストリーム 説明不要の速乾・低粘度油性インク。文具店版と全く同じリフィル(SXRシリーズ)が搭載されています。
キャンドゥ 三菱鉛筆 ユニボール シグノ 水性顔料インクの金字塔。水に濡れても滲まない「耐水性」は100均ペンの中で最強クラスです。
ダイソー プラチナ万年筆 低粘度油性ボールペン 「Sura-pi(スラーピィ)」等の名称で販売される隠れた名品。ジェットストリームに迫る速乾性があります。

ダイソーの低粘度シリーズが侮れない

特に注目したいのが、ダイソーが展開している「低粘度油性ボールペン」シリーズです。

これらは100円(2本入りで100円の場合も!)でありながら、書き味は驚くほど滑らか。インク溜まり(ボテ)も少なく、書いた直後に擦っても汚れにくいのが特徴です。高級感のある金属軸モデル(300円〜500円ライン、Standard Productsなど)もあり、ビジネスシーンでも十分に通用します。

お試しや失くしてもいい用として活用

「高いペンを買う前に、油性とゲルのどっちが自分に合うか試したい」という時のテスト用としても100均は最適です。また、現場仕事や屋外イベントなど、ペンを紛失しやすい環境で使う「滲まないサブ機」としても、これ以上のコスパはありません。

「100均だから滲む」は過去の話。ロゴをよく見てメーカー製を選べば、110円でストレスフリーな筆記環境が手に入ります。特に「ジェットストリーム」「シグノ」は見つけたら確保必須です!

滲まないボールペンのおすすめ12選!目的別・2026年版

滲まないボールペンのおすすめ12選!目的別・2026年版

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数あるボールペンの中から、2026年の最新市場を徹底リサーチし、文具のプロが自信を持っておすすめできる「本当に滲まない12本」を厳選しました。

ここでは単なる人気ランキングではなく、「左利き・速記」「学習・蛍光ペン対策」「公的書類・ビジネス」「最新の書き心地」という具体的な利用シーン別に分類してご紹介します。

圧倒的な速乾性を誇るサラサドライや、油性の常識を覆した新作「ジェットストリーム Lite Touch Ink」、水性の復権を担うuni-ball Zentoなど、各メーカーの技術の粋を集めた名品が揃っています。

それぞれのペンが持つ「滲まない」科学的根拠と、メリット・デメリットを公平に比較検証しました。ビジネスでの信頼性を取るか、勉強効率を優先するか、あるいは書き味を追求するか。この12選の中から、あなたの書くストレスを完全に解消する、運命の一本が必ず見つかります。

定番の油性ボールペンおすすめモデルは?

まずは、迷ったらこれを選べば間違いない、信頼と実績の「定番モデル」からご紹介します。これらは単に人気があるだけでなく、インクの信頼性(滲みにくさ)入手のしやすさ(どこでも買える)という点で、ビジネスパーソンから学生まで万人に推奨できる傑作です。

1. 三菱鉛筆|ジェットストリーム Lite Touch Ink

2026年のボールペン市場において大本命と言えるのが、このLite Touch Ink(ライトタッチインク)搭載モデルです。

最大の特徴は、従来のジェットストリーム以上に筆圧がいらないこと。紙の上を空気のように滑る書き心地でありながら、特筆すべきはインクのボテ(ダマ)が極限まで抑制されている点です。油性ボールペンの滲みの最大の原因である余分なインク溜まりがペン先に発生しにくいため、書いた直後に手が触れても汚れるリスクが劇的に減りました。

また、2026年のトレンドである静音設計も取り入れられており、ペン先の微細な振動やノック音を抑える機構が搭載されています。これにより、文字がブレずに安定し、結果として滲みも防げるという好循環が生まれています。インクの色味は従来よりわずかにマイルドな黒色で、裏抜けしにくいため手帳ユーザーにも最適です。(出典:三菱鉛筆『JETSTREAM Lite touch ink』

2. 三菱鉛筆|ジェットストリーム スタンダード

「クセになる、なめらかな書き味」で一世を風靡した、国民的ボールペンです。Lite Touchが登場した今でも、あえてこちらを選ぶメリットは十分にあります。

その理由は絶妙な筆記抵抗(フィードバック)インクの濃さです。Lite Touchがあまりにも軽やかであるのに対し、スタンダードモデルは「書いている手応え」がしっかりあるため、止め・はね・はらいをコントロールしやすいと感じる方も多いのです。また、インクの黒色がくっきりと濃く、公的書類での視認性が高いのもポイント。

そして何より、コンビニや100円ショップでもリフィル(替芯)が手に入る圧倒的なコストパフォーマンスは、毎日ガシガシ使う実用ペンとして最強の武器です。「滲まない・安い・どこでも買える」。オフィスの備品や普段使い用として、これ以上の選択肢はなかなかありません。

油性ボールペンの高粘度おすすめはこれ

油性ボールペン高粘度おすすめはこれ

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「最近のペンは滑りすぎて、字が乱れてしまう...」「もっと『書いている手応え』が欲しい」という悩みをお持ちの方も多いはず。

実は、ジェットストリームに代表される超・低粘度インクは、筆圧が弱い方には最適ですが、筆圧が強い方や、トメ・ハネ・ハライをしっかり表現したい方にとっては、滑りすぎてコントロールが難しい場合があります。

そこでこの章では、あえて適度な粘り気(粘度)を残したインクや、ペンの自重で安定させることで、美しい文字を書くサポートをしてくれるモデルをご紹介します。

3. パイロット|アクロボール

ジェットストリームの最大のライバルであり、同じく低粘度油性インク(アクロインキ)を搭載していますが、その性格は明確に異なります。

アクロボールの持ち味は、潤滑油のような滑らかさの中に感じる、確かなグリップ感です。ジェットストリームが氷の上を滑るような感覚だとすれば、アクロボールはアスファルトをしっかり捉えるタイヤのような感覚。

ペン先が紙に吸い付くような絶妙な抵抗感(フィードバック)があり、ツルツル滑りすぎません。この抵抗感がブレーキの役割を果たし、美文字を書くためのコントロールを助けてくれます。

また、アクロインキは一般的な染料インクと比較して耐水性が非常に高く、水に濡れても滲みにくい特性を持っています。履歴書、契約書、宛名書きなど、長期保存が必要な書類や、雨濡れのリスクがある配送伝票などには、ジェットストリーム(黒インクはモデルによる)よりもアクロボールの方が化学的な安心感は上と言えます。

4. ロットリング|600 ボールペン

ドイツ生まれの製図用ブランド「ロットリング(rOtring)」の象徴的モデルです。このペンの最大の特徴は、プラスチック製ペンでは絶対に味わえないフルメタルボディの圧倒的な重量感です。

約23g〜25gという、一般的な100円ボールペンの2倍以上の重さがありますが、この重みこそが最大の武器。

ペンの自重だけでペン先が紙に沈み込むため、余計な筆圧をかける必要がなく、手ブレを物理的に抑え込んでくれます。結果として、線が暴れず、安定した筆記が可能になります。

搭載されている純正リフィルは、昔ながらの高粘度油性インクに近い、ネットリとした重厚な書き味です。この重たい書き味と、重たいボディの相乗効果で、一画一画を丁寧に書くことができます。また、リフィルの規格は世界標準のG2規格(パーカータイプ)なので、もし書き味を変えたくなったら、ジェットストリームの金属リフィル(SXR-600)に入れ替えて「重たいのにサラサラ」というハイブリッドな使い心地にカスタマイズすることも可能です。

メモ

「滑りすぎるのが苦手」という方は、アクロボールのような抵抗感のあるインクか、ロットリング600のような重たいペンを選ぶことで、字が安定し、滲みの原因となる手ブレや余計なインク吐出を防ぐことができます。

ペン先が滑らないボールペンで安定

「インクは速乾のはずなのに、なぜか紙が汚れる...」その原因、実はペン先のブレ(振動)にあるかもしれません。

ペン先と紙が接触した瞬間に微細なガタつきがあると、無意識のうちに筆圧が強くなり、インクがドバっと余計に出てしまうボテが発生しやすくなります。このボテは乾燥に時間がかかるため、結果として滲みの主原因となります。

つまり、ペン先がブレない=インクが適量しか出ない=滲まないという方程式が成り立つのです。ここでは、構造的に安定して書けることに特化したモデルをご紹介します。

5. ゼブラ|ブレン 2+S (Blen 2+S)

筆記振動(ブレ)を制御するという、かつてないコンセプトで開発された多機能ペンです。発売以来、爆発的なヒットを記録し、2026年もその地位は揺るぎません。

ブレンの凄さは、ペン先の隙間を埋める専用パーツや、重心を下げる金属オモリを内蔵することで、紙にペン先が吸い付くような安定感を実現している点です。ガタつきがないため、余計な筆圧をかけずに一定の速度で線を引くことができます。これにより、インクの吐出量が常に均一に保たれ、滲みの原因となるインク溜まりが発生しません。

搭載されているインクは、油性のしっかりした手応えと、水性のさらさら感を併せ持つエマルジョンインク(スラリ)。公式文書にも使える耐水性を持ちながら、速乾性も非常に優秀です。2色ボールペン+シャープペンという実用性の高さも、ビジネスマンに愛される理由です。

(出典:ゼブラ株式会社『ブレン』商品特長

6. オート|Rays Flash Dry (レイズ フラッシュドライ)

ニードルポイント(針のような細いペン先)のパイオニアである日本メーカー、オート(OHTO)が放つ隠れた名品です。1960年代のレトロな海外製ボールペンを彷彿とさせるクラシカルなデザインですが、中身は最新技術の塊です。

最大の特徴は、その名の通りFlash Dry(瞬間乾燥)ゲルという特殊インクを搭載していること。ゲルインクでありながら、紙に触れた瞬間に乾くため、左利きの方が書いてすぐに手で擦っても全く伸びません。

さらに、ペン先が視界を遮らないニードルチップを採用しているため、細かい方眼や手帳に文字を書く際も、今どこにインクを置いているかがはっきりと見えます。これにより、意図せず線が重なってインクが溜まるミスを防げます。

ちなみに、このペンのリフィル(PG-105NP)は、高級ペンでよく使われる「パーカータイプ(G2規格)」と互換性があるため、手持ちの高級ブランドペンの書き味を滲まない仕様にアップグレードする際にも重宝します。

メモ

ブレンで物理的なブレをなくすか、Flash Dryで化学的に瞬間乾燥させるか。どちらのアプローチも、物理的な擦れ汚れ防止には極めて有効です。

とにかく書きやすい滲まないペンは?

とにかく書きやすい滲まないペンは?

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「滲まないのは当たり前、その上で最高の書き心地が欲しい!」という欲張りなあなたへ。2026年の文具市場は、インクの速乾性だけでなく、書き手が感じる触感や音にまでこだわった、五感を満たすモデルがトレンドです。ここでは、最新技術の粋を集めた、とにかく書きやすい傑作ボールペンをご紹介します。

7. 三菱鉛筆|uni-ball Zento (ゼント)

2025年後半に登場し、文具界に衝撃を与えた話題作です。このペンの最大の功績は、市場から姿を消しつつあった水性ボールペンを、最新技術で完全に復権させた点にあります。

Zentoが搭載しているのは、新開発のZENTOインク(水性顔料)です。従来の水性ペンは、書き味は最高でも紙にじわっと広がる滲み(Feathering)や裏抜けが弱点でした。しかしZentoは、インクの浸透スピードをナノレベルで制御することで、水性特有のサラサラ感と滲まないエッジの効いた筆跡を両立させています。

さらに、ペン先に微細なクッション性を持たせることで、紙の凹凸を拾わない浮くような書き心地を実現。

長文を書いても指が疲れないため、日記やアイデア出しなど、思考を止めずに書き続けたいシーンに最適です。水性は滲むという古い常識を捨てて、ぜひ試してほしい一本です。

8. ぺんてる|Floatune (フローチューン) 油性モデル

「Float(浮く)」と「Tune(調和)」を組み合わせた名の通り、摩擦を極限まで減らした浮遊感のある書き心地が特徴です。ここで非常に重要な選び方のポイントがあります。それは、太字(0.8mm以上)は水性ですが、細字(0.3mm〜0.5mm)のZシリーズは油性インクだという点です。

このZシリーズ(油性)は、ぺんてるが得意とするエナージェル(ゲルインク)のインクフロー技術を油性に応用したような、不思議な書き味を持っています。油性なのに粘り気が全くなく、かといって滑りすぎて線が暴れることもありません。

インクにはオーバーコート成分が配合されており、筆記直後のインク表面をガードするため、擦れ汚れにも非常に強くなっています。細かい文字をカリカリと、しかし滑らかに書きたい手帳ユーザーにとって、これ以上の選択肢はないかもしれません。

(出典:ぺんてる株式会社『FLOATUNE(フローチューン)』)

9. ぺんてる|Calme (カルム)

「静寂」をテーマに開発された、ノック音が極めて静かなボールペンです。「カチッ」という高い音が鳴らず、しっとりとした操作感でペン先が出ます。図書館や静かなオフィス、あるいはオンライン会議中のメモ取りなど、音を立てたくない場面での心理的なストレスをゼロにしてくれます。

搭載されているのは、改良型の低粘度油性「ビクーニャインク」。

かつてのビクーニャは世界一の低粘度を目指すあまり、インク漏れやボテ(インク溜まり)が起きやすいという弱点がありました。しかしCalmeに搭載されているバージョンでは、フロー制御が最適化されており、滑らかさを維持しつつボテを抑制することに成功しています。カメラのグリップのような革シボ加工のグリップも秀逸で、軽い力でしっかりとペンをホールドできます。

メモ

Zentoは水性の進化系、Floatuneは油性の新境地、Calmeは静音設計。どれも単に書けるだけでなく、書いていて気持ちいい領域に達しています。

マイルドライナーでも滲まないボールペンは?

マイルドライナーでも滲まないボールペンは?

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Instagramの勉強垢や手帳のデコレーションで大人気のマイルドライナー

淡い色合いが可愛くて、ついつい全色集めたくなってしまいますよね。でも、ボールペンで書いた文字の上からラインを引いた瞬間、文字がジュワッと滲んで黒く汚れてしまった経験はありませんか?

「ペンのインクが乾いていなかったから?」と思いがちですが、実はそれだけが原因ではありません。

一般的なゲルインクや水性インクは、蛍光ペンの水分やアルコール成分に弱く、乾いていても再溶解(溶け出し)してしまうことがあるのです。ここでは、そんなマーカー滲みのストレスから解放してくれる、最強の相棒たちをご紹介します。

製品名 耐マーカー性 おすすめ用途
サラサマークオン ◎ 最強 ガッツリ勉強・ノートまとめ
サラサドライ △ インクによる とにかく急いで書きたい時
uni-ball One F ○ 乾燥後は可 「映える」手帳・ログ記録

10. ゼブラ|サラサマークオン

「蛍光ペン対策ならこれ一択」と言い切れるほどの実力派です。その名の通り、蛍光ペン(Mark ON)をするために開発された特殊なジェルインクを搭載しています。

通常のサラサとの違いは、インクに含まれる固着剤の配合です。これにより、紙に書いた筆跡が耐水性・耐アルコール性の高い被膜でガードされ、上から水分たっぷりのマーカーを引いてもインクが溶け出しません。

メーカー公称では筆記後約5秒でマーカーOKとされていますが、体感ではもっと早く引いても大丈夫なレベルです。受験生や資格試験の勉強など、書いてすぐにマーキングしたいシーンでは無敵の強さを誇ります。

(出典:ゼブラ株式会社『サラサマークオン』

11. ゼブラ|サラサドライ

こちらは超速乾に特化したモデルです。紙に触れた瞬間にインクが染み込むため、物理的な擦れ(手で触れるなど)には最強ですが、実は耐マーカー性はマークオンより劣ります

サラサドライのインクは浸透性が高いため、マーカーの水分と触れると、紙の中でインクが再拡散して少し滲むことがあります。特に薄い色のマイルドライナーを使うと、黒インクが混ざってペン先が汚れてしまうことも。

「左利きで手が汚れるのは嫌だけど、マーカーも使いたい」という場合は、少し長めに乾燥時間を置くか、マーカーのペン先を汚さないよう、塗るのではなくポンポンと置くように引くのがコツです。

12. 三菱鉛筆|uni-ball One F

「黒色がとにかく濃い!」と話題のユニボールワン。

一般的なゲルインクとは異なり、色素(顔料)を紙の表面に残すことで、くっきりとした発色を実現しています。

マイルドライナーとの相性は「条件付きで良好」です。顔料インク自体は水に強いのですが、紙の表面に乗っかっている状態なので、マーカーのペン先でゴシゴシ擦ると、物理的に顔料が削り取られて滲むことがあります。

完全に乾いてから、優しく一筆書きでマーカーを引けば、どのペンよりもコントラストの効いた美しいノートが作れます。Fモデルは軸色がおしゃれで、マイルドライナーのデザインとも相性抜群なので、ペンケースの中身をコーディネートしたい方におすすめです。

みさき
みさき
「書いてすぐ引きたい」ならサラサマークオン、「くっきり見せたい」なら時間を置いてuni-ball One F。この使い分けが、ノートを汚さない秘訣です。

滲まないボールペンのおすすめについての総括

2026年の滲まないボールペン市場は、単にインクが乾く速さを競うだけでなく、書き心地や静音性といった感性価値の領域まで進化しています。

左利きの方や速記が必要な場面では、書いたそばからインクが紙に吸い込まれるサラサドライやジェットストリーム Lite Touchのような即乾モデルが、日々のストレスを劇的に減らしてくれるはずです。一方で、勉強や仕事で蛍光マーカーを多用するなら、インク成分が紙に強力に固着するサラサマークオンを選ぶのが、ノートを汚さないための最短ルートといえます。

また、履歴書や契約書といった失敗できない場面では、アクロボールのような油性顔料インクが持つ耐水性と保存性が、確かな安心感を与えてくれます。たかがペン一本と思われるかもしれませんが、自分の筆記スタイルや用途にピタリとハマる道具に出会えると、書くこと自体が楽しくなり、仕事や勉強の生産性も不思議と向上するものです。

この記事が、あなたのペンケースの常連となる最高の相棒探しの一助となれば嬉しいです。ぜひ、気になったモデルを店頭で試し書きして、その実力を体感してみてくださいね。

※記事内の価格や仕様は執筆時点(2026年1月)の情報であり、変更される可能性があります。正確な情報は各メーカーの公式サイトをご確認ください。

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